段の変わり目で太さの違う糸に変える方法
こんにちは、ユミ(@fruor.yumi)です。
しつこいようですが、また麻紐ネタです。
麻紐とズパゲッティなどのTシャツヤーンを組み合わせると、とっても可愛いんですが、キレイに仕上げるのが意外と難しかったりします。
普通に麻紐で底を作り、サイドを編んで、途中からズパゲッティにした場合、口の広がった坪や花瓶の様な形になります。
そういう形にしたいならもちろんいいんですが、麻紐と同じくらいの幅で編みたい場合は、ちょっと手間をかける必要があります。
まず、麻紐とTシャツヤーンは太さが全然違います。
編み物は、糸が細いほど1つの目が小さくなり、太くなると大きくなります。
これがサイズが合わなくなる原因です。
多少の違いであれば、針の太さを調整して、同じくらいのサイズにしたりできますが、1本どりの麻紐とTシャツヤーンでは恐らく無理です。
2本どりや3本どりにすれば、Tシャツヤーンとも同じくらいになると思いますが、ただでさえ硬い麻紐を3本どりとなると…Tシャツヤーンにたどり着く前に嫌になりそうです。
しかも出来上がったバッグも重くなっちゃいます。
では、麻紐1本どりとTシャツヤーンなどの極太糸のサイズを合わせるにはどうしたらいいか?ということなんですが…
私がやっているのは、『同じ長さを編める目数を計算して、目を減らす』です。
まず、先に編んでいた麻紐の編み地に定規を当てて、10cmの中に何目あるかを数えます。
この編み地はホワイトの麻紐と細いグラデーション糸を引き揃えて10号のかぎ針で編んだものです。
赤い印の所から端までで10cmです。
10cmの中に12目あります。
次に、編もうと思っている糸で、編もうと思っている編み方をしてあるものがあれば、そちらの目数も同様に測ります。
今回はリボンXLでメリヤス風の細編みにする予定なので、以前編んだポーチを引っ張り出してきました。
(なんと内袋縫い付けてる途中で放置してた…😨)
すでに編んであるものがない!という場合は…残念ながら編むしかないです💦
一般的な編み物をする場合は、必ずスワッチと言って15cm角の試し編みを編んで、糸の帯に記載されているゲージと合っているか、合っていない場合は針のサイズを変えたりする目安にする作業があるので、これと同じです。
私が今紹介している目数のまま編んでも、編む人によってだいぶゲージが変わるので、うまくいかないかもしれません。
今度は10cmの中に9目ありました。
だいぶ目数が違いますね。
麻紐→リボン
12 →9
0.75倍の目数になっています。
ここで、麻紐の今編んでいる編み地の、最後の段の目数を数えます。
今回は61目でした。
61を0.75倍にすると、45.75になります。
四捨五入して、リボンの目数は46目にします。
61−46で減らす目の数は15目です。
61目の中になるべく均等に15回目を減らします。
61÷15=4.06666… なので、
「4目編むうちに1目減らす」でリボンの1段目を編みます。
ズパゲッティやリボンなどの極太糸の場合、2目1度をするより、編まずに飛ばしたほうが自然ですので、「細編みを3回編んだら次の目を飛ばしてまた細編み」で編みました。
次の段からは、1目に1回ずつ、目数を数えた編み地と同じ編み方をすればOKです。
この方法で編んだバッグがこちらです。
壺型にならずにまっすぐにできました。
麻紐の持ち手はちくちくするので、上の方だけTシャツヤーンなどにすると使い心地もいいです♪
このバッグもこの後内布つけます。
動画も作りましたので、こちらもどうぞ〜🔽