Ami-Chiku labo

あみちくらぼ★自己流編み物研究日記 

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英語音痴が英文パターンを解読する方法【sunday cardigan mohair edition】

こんにちは、Ami-Chiku laboのユミ(@fruor.yumi)です。

前回は英語音痴がなんとかして英文パターンを手に入れる方法を紹介しました。

 

www.fruor.jp

 

今回は英文パターン解読に挑戦する方法です。

 

 

 

 

英文パターンにつまづくポイント

私は初めて英文パターンをみた時、日本で販売されている編み図と全く違うので、すごく戸惑いました。

あまりにも分からなくて、自分がものすごくバカに思えて少し落ち込みましたが(笑)

こんな私でも編めたので、きっと大丈夫。

日本で一般的な編み図との違いをあげてみます。

 

図がなくて文章

編み込みなどは部分的に載ってたりしますが、基本的に図はなくて文章です。

日本語にしたら、

60目作り目をします。

この段は裏から編む段です。全て裏編みで編みます。

この段は表から編む段です。全て表編みで編みます。

みたいな感じです。

 

日本で一般的な、いわゆる『編み図』がないので、パッとみただけで形をイメージするのは難しいです。

というか、文章が何ページにも渡ってずら〜っと書いてあるので、ぱっと見できません。

 

表裏の脳内変換がいらない

これは英文パターンのメリットだと思いますが、日本の編み図との大きな違いなのであげておきます。

編み図の場合、往復編みで裏側から編む段は、表と裏を頭の中で逆にして編む必要がありますが、⬆️の例文のように、文章の場合は書かれている通りに手を動かせばOKです。

まだ数枚しか編んだことがないので希望的観測ですが、多分英文パターンは間違う確率が低いんじゃないかと思っています。

 

当たり前だけど知らない言葉が多い

初めて聞く呪文のような用語(略語)がわんさか出てきます。

まぁ初めて編み物をした時だって、『作り目』『表編み』『裏編み』『増し目』『二目一度』など、初めて聞く言葉ばかりだったので、それと同じです。

全部英語バージョンで登場するので、いちいち調べないと分かりません。

 

しかも、『k』『p』『M1R』『k2tog』など、略語になっているのでなかなか覚えられませんでした。

k=knit →表編み

k2tog=knit two stitches together →二目一度

こんな感じで略されているので、大変だけど最初は1つ1つ確認しながら進めて、そのうちにだんだん覚えていくんじゃないかと思います。きっと。

 

 

 

 

最初は教科書で教わるのがおすすめ!

日本の編み図と英文パターンの違いがなんとなく分かったところで、何を編もうか?とワクワクしてきますが、ここは急がば回れで、最初は日本語の解説があるものを選ぶのがおすすめです。

 

編み物「英文パターン」ハンドブックは必須

まずは基本を押さえるために、この本を入手しました。

 

 

「英文パターン」ハンドブックは、英文パターンの入手方法、英文パターンの特徴、構成などが丁寧に解説されています。用語集はかなりお世話になってます。

 

もっともっと、英語で編もうは、もう少し掘り下げて、詳しい解説や成り立ち、考え方などが載っています。W&Tやジャーマンショートロウについても詳細な写真入りで解説されていますよ。

 

最初の一歩は本の解説をお手本に

全くの知識ゼロから根性で挑戦するのもいいですが、最初は日本語解説付きのパターンをとりあえず1つ編んでみる方が理解は早いと思います。

 

「英文パターン」ハンドブックでは、Isabell Kraemerさんの “paulie” が全てこと細かく和訳されています。

 

“paulie” はラベリーの無料パターンですよ。

www.ravelry.com

 

 

私は『もっともっと、英語で編もう!』から👇のショールを編みました。

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これを完成させたのが2019年8月。

1年かかってようやく少しだけ、分かってきた気がします。

 

 

英語音痴が英文パターン解読のために使っているツールとポイント

日本語解説つきのパターンを編んだあとは、自分が編みたい!と思うものに挑戦しました。

今度は全部自分で考えなくちゃいけないので、またしても何度もつまずきます。

なんとか乗り越えるために、お世話になっているツールやポイントを紹介します。

 

Google翻訳に突っ込んでみる

基本を押さえて、1つ1つ本で確認して進めようとしても、用語集に乗っていないワードが出てくるといちいちつまずきます。

そこで、とりあえず文章をまるっとGoogle翻訳に突っ込んでみます。

translate.google.co.jp

 

なんとなくわかるポイントが増えました。

 

ただ、サイズによる数字の配列がごちゃごちゃになっていることがあるので、翻訳したものはあくまでも補足として持っておいて、編む時は元の英文パターンを見ながら進めるのが安心です。

 

用語を覚える

パターンの最初か最後に、用語一覧が記載されていることが多いので、1つ1つ【「英文パターン」ハンドブック】で確認して、編み方がわからない物はネットで調べます。

何度も出てくる用語は自然と覚えていきます。覚えるとぐんとスピードがUPします。

 

今回出てきた用語はこんな感じです。

k

knit

表編み

k2tog

decrease; knit two stitches together

表編み左上2目一度

M1L

knit increase; make one left (see increases)

ねじり増し目(左にねじる)

tbl

through the back loop

ループの後ろ側から(K tbl=ねじり目)

p

purl

裏編み

p f&b

purl increase; purl front and back (see increases)

裏編みをして、そのまま目を落とさず目の後ろにも針を入れてねじり目にして裏編みをする

p2tog

decrease; purl two stitches together

裏目の左上2目一度

RS

right side of your work

編み地の表側

st(s)

stitch(es)

WS

wrong side of your work

編み地の裏側

dpns

double pointed needles

両端が尖った針

 

全部【編み物「英文パターン」ハンドブック】に載ってます。(やっぱり1冊持っておくのがおすすめ!)

ネットでもすぐ出てきますよ。

 

YouTubeで編み方を確認する

文字で読んでもわからない場合は、YouTubeが活躍します。

p f&b は、YouTubeで検索して針の動かし方を確認しました。


How to knit Pfb aka P1 f&b - Increasing 1 stitch

⬆️の動画はアメリカ式です。

私は普段フランス式なので、ホントはフランス式で動画を作ってくれているクリエイターさんを探した方がいいですね。

自分で覚書がわりに作っておこうかな。

 

 

まとめ

英語音痴の英文パターン解読方法は以上です。

ざっくりまとめると

  • 編み図はない
  • 書いてある通りに手を動かせばいい
  • まずは解説付きを編もう
  • 略語を覚えよう
  • 本は必需品
  • Google翻訳とYouTubeが味方

です。

 

英語ができないからと、なかなか挑戦できませんでしたが、編んでみてすごく世界が広がりました。

どんどん編みたいものが見つかってしまって大変です。

ラベリーはまだ使いこなせていないけど、のんびり少しずつ覚えていこうと思います。 

 

次回は【sunday cardigan mohair edition】で使用した激安糸の情報と、道具を紹介します。

 

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