糸を使い切ってトップダウンでベストを編む
こんにちは、Ami-Chiku laboのユミ(@fruor.yumi)です。
中途半端に残った糸で、息子用にベストを編みました。
使った糸は Holst garn Coastです。
👇で紹介した糸です。
500g巻の特大コーンを買って、2本どりで私の長袖のセーター、1本どりで半袖のプルを編んで、中途半端に残った糸です。
コーンなので、あとどれくらい残っているのかよくわからず、とりあえず玉に巻いて2本どりで編んでみました。(今このブログを書いていて、玉に巻いた後、編み始める前に重さを測れば良かったと気付きました。)
ベストの重さは139gでした。
息子は今140cmくらいなので、キッズと言っても結構大きいです。
トップダウン でベストを編む、というのは日本ではあんまり見ない気がします。
後ろ身頃を脇下のあき止まりまで編んで、後ろ身頃から編み出して前身頃を片肩ずつ編みます。(この時W&Tで肩下がりを作りました。)
襟ぐりのカーブをそれぞれ編んだら、真ん中に作り目をして、左右の前身頃を合体。
前身頃も脇下のあき止まりまで編んだら、脇下に作り目をして前後身頃を続けて編みます。
ここまでがちょっとややこしいけど、あとはぐるぐる編むだけ。
糸が足りなそうだったので、襟ぐりと袖ぐりのリブを先に編んでから丈をどこまで伸ばすか決めました。
かなり攻めたので、裾のリブで糸が足りなくなり、スワッチを解いてなんとかことなきを得ました。
仕組みさえ分かれば、市販の編み図を自分で変換してトップダウン で編むこともできます。
そこまでしてトップダウン で編むのはなぜかというと、丈の多少の調節で、ギリギリまで糸を使って完成させることができるからです。
前後の身頃を別々に下から編んで、とじはぎしてリブを編む編み方だと、ここまで攻められません。
今回の残り糸は1gもありませんでした!しかもスワッチを解いた糸なので、あまりゼロと言っても過言ではないかと。
500gの糸を買って、3つウェアを編んで残りが1g以下…編み物をやる人ならきっとわかると思うんですが、めっちゃ気持ちいいです!
とじはぎなしのウェアは型崩れしやすいらしく、否定派の方もいるそうですが、私はここまで使い切れるのはすごく気持ち良くて楽しかったです。
どんな世界にもいろんな派閥がありますが、否定ばかりじゃなく共存して編み物界隈が盛り上がるといいなぁと思っております。
おしまい。